09/06/02

王滝の泥

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MTBのディスクブレーキパッドです。左のものはSDA王滝から帰ってきたじて吉のバイクから外したもの、右は参考に並べた新品のパッドです。左のパッドは制動面が完全に無くなったうえ、ベース面まで削れており、ベース面を使って制動してしまっていたことが伺えます。レース途中からブレーキが酷い音を出していたのですが、こんな状態だったのですね。雨の王滝を知らなかったじて吉は、王滝の泥を甘く見ていました。
今回のSDA王滝では、他の参加者にもブレーキトラブルが多く見られました。走行中にディスクローターやブレーキパッドに撥ねた王滝の泥は研磨剤となってパッドを激しく磨耗させたのです。また、ブレーキキャリパーに詰まった泥はピストンの動きを阻害し、パッドの偏磨耗の原因となったり、ブレーキの効きを悪化させたようです。更に王滝の泥はブレーキだけでなく、ハブ、BB、ヘッドなどあらゆる箇所に詰まり、バイクを痛めつけていたようです。
「こんな状態なら第2チェックポイントをクリアしても完走は出来なかったな…」と自分を納得させているDNFじて吉です。

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