09/08/04

ベアリング

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自転車のパーツを選ぶとき、多くの方が最初にこだわるのが「軽さ」ですが、次いで「回転効率」を重視する方が多いです。ハブやBBやペダルに使われているベアリングを「もっと滑らかに回るものに」と皆さん考えておられるのです。「もっと速く、もっと楽に走りたい」というサイクリストの欲求は留まるところを知りません。
ベアリングの交換の場合、難しいのはその効果が感覚に頼らざるを得ない点です。軽量化であれば、秤にかければ○○グラムと明確な数値で効果が分かりますが、ベアリングの回転効率というのは身体で感じ取るしかありません。「あたりが出てから滑らかに回るようになる」という場合もあり、その効能は曖昧です。感覚の鋭いお客様だと交換前後の違いを明確に感じ取れるようですが、鈍いじて吉は「良くなったような気がする…」という場合が多いです…
今回はカンパニョーロのウルトラトルククランクのベアリングを打ち換えました。TOKENのティラミックベアリングという製品で、玉はチタン、お皿はセラミックでコーティングしてある特殊なベアリングです。果たして効果はどれほどでしょうか? お客様の鋭い感性と、ティラミックの滑らかな回転を期待します!

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