12/03/28

データを使いこなす

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今回、お客様のIさんのターマックは、パワーセンサー付きのクランクに交換しました。昨年9月の日記で紹介したものと同じ「Quarq Cinqo」のチェーンリング内蔵型センサーですが、こちらはSRAMのクランクセットに付いています。
よく見るとリアホイールはパワータップです。つまり、このバイクは現在2通りの方法でパワー計測できる状態になっています。Iさんはこれらを2機のガーミンと併用して、計測値の誤差などを調べ、今後はどちらか信頼できる方を使いたいそうです。
「パワー計測って何に使うの?」とよく質問されます。Iさんは計画的なトレーニングに活用しています。レース本番に合わせた身体造りのため、目標に定めた負荷をかけて走り、レース前にはパワーをセーブしながら走り、走行後はデータを検証して自分の脚の状態を把握します。
パワーメーターに大きな数値を表示するのが目的ではなく、自己管理のために使うのです。データに振り回されず、データを上手に使いこなす見本です。

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