15/02/22

レース前夜

2015X-02-22.jpg
昨日の夕方、大学生レーサーのY君(昨日の日記で紹介したY君とは違う人)が壊れた自転車を牽いて来店しました。見るとスペシャライズドの高級カーボンハンドルがポッキリ折れてます。転んで折ったそうです。しかしこの修理はハンドルとバーテープを交換するだけでは済まず、ケーブルも全て貼り直さなければなりません。ケーブルが折れたカーボンハンドルの中を通っていたからです。混雑する土曜日の夕方なので「2~3日預からせて」と言いましたが、Y君は「明日のレースで乗りたい」と言います。
ここで私の思考がフル回転です。「今はママチャリ修理が溜まってる、今日中の返却はムリだ、店の試乗車をY君に貸してあげよう」「だけどY君はよく転ぶ奴だ、試乗車もブッ壊されたら困る、やっぱり優先的に修理してあげよう」「だけどY君のバイクはSRAMのコンポだ、SRAMのレバーはシフトケーブルが通し難い、時間がかかる、やっぱり試乗車のAllezを貸してあげよう」「だけど明日は雨のレースだ、Y君は転びそうだ、しかも試乗車のAllezはいま30万円もするホイールを履いてる、あのホイールもブッ壊されたら困る、やっぱり今日中に修理だ!」ということを約1.5秒くらいのあいだに考えて「よし! 分かった! 何とか今日中に直してあげるよ!」と恩着せがましく言って作業を請けたじて吉です。結局、20時頃に修理が終わり「レース頑張ってね」とY君を送り出しました。
今日は朝から雨ですね… 行田クリテリウムで走る人は気を付けてください。そしてY君がまた落車してないことを祈ります…

TOP