MTBのデモバイクを1台追加です。Scottの｢Scale 710 Plus｣を試乗車として用意しました。このバイクの特徴は27.5″プラス規格のファットタイヤを履いている点です。
26″と29″のMTBは以前から試乗車を用意していましたが、27.5″のMTBについては｢試乗車を作らなきゃ｣と思いつつズルズルと時が過ぎてしまいました。今回は普通の27.5″をスッ飛ばして27.5″プラス規格の試乗車です。
｢27.5″プラス｣とは幅3インチ前後の極太タイヤを履かせた27.5″MTBの呼称で、ここ1～2年のあいだに現れた新規格です。なお｢29″プラス｣というのもあります。ちなみに普通のMTBはタイヤ幅2インチほど、重量級のダウンヒラーでもタイヤ幅2.4インチほどです。これが幅4インチ以上の超極太タイヤになると｢ファットバイク｣と呼ばれます。
次々と新しい車種が出て規格が乱立している理由は欧米の活発なMTB市場にあります。いま日本国内ではロードバイクが流行りMTBは下火ですが、欧米のスポーツバイク市場はMTBの方が圧倒的にシェアが高く、多種多様な車種のMTBが望まれているのです。日本のショップやユーザーにはついて行けない市場変化のスピードですが、MTBの本場からすると必然のようです。
規格云々はともかく、新しくて面白そうなMTBが出てきたのですから我々も楽しませてもらいましょう。バイクのスペックと試走した感想は後日の日記で述べます。