17/12/18

シマノ/STePS 試乗

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先週、老舗問屋「ミズタニ自転車」の営業さんが来店し、来年春から販売開始するEバイクを見せてくれました。「Seraph / E-01S」という電動アシストスポーツ車です。クロスバイクタイプの車体にシマノの電動アシストユニット「STePS」とMTB系コンポを積んだEバイクです。
営業さんにお店の留守番を頼んで3~4kmほど試乗させてもらいました。シマノの「STePS」に試乗するのは初めてだったので期待大で乗ったのですが…
結果は「う~ん、微妙…」という印象。電動アシストユニット「STePS」の効き自体は驚くほどのものではありませんでした。ブリヂストンやパナソニックの電動アシストママチャリと似たようなアシスト具合です。日本国内の規制では、速度があがるにつれてアシストパワーは緩やかになり、時速24km/hでアシストは止まるように制御しなければなりません。しかし平坦路では時速24km/hくらい簡単に達してしまうので、電動アシストは止まってしまいます。スポーツ車の常速域では電動アシストの恩恵を享受しにくいのです。「やはり日本の規制に合わせるとこのような味付けの電動アシストになってしまうのか…」という感想。ママチャリタイプに比べて車重は軽くなり、スポーツ車のライディングポジションで乗れて、満充電で100kmという航続距離は魅力ですが、「電動アシスト車とは”早く走る自転車”ではなく”楽に走る自転車”だ」という前提は覆りませんでした。
もう少し車重が軽くなり、価格が安くなり、カッコ良くなったら日本でもたくさん売れるようになると思います。今後に期待します。

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