19/02/10

お勧めしないのに良く売れる

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一昨日の日記で紹介した「Specialized/Fuse」、オーナーのOさんが初めてのMTBにこの車種を選んだ理由のひとつが「可変ポスト標準装備」でした(写真上)。手元レバーで乗車しながらサドル高を変えられる「ドロッパーポスト」、MTBで山に行くと多くの方が欲しくなってしまう装備です。トレイルでは登りと下りで乗車ポジションが大きく変わるので、走行しながらサドル高を上下できるドロッパーポストは便利です。
しかしこの可変ポスト、私はあまりお勧めしていません。メカトラブルが多いのです。オイルが漏れたり、動かなくなったり、ガタガタ軋んだり… メーカー・価格・サイズに関わらず耐久性に差は無いですね。どれも良く壊れます。なので「欲しい」という方が来られると「壊れますよ?ホントですよ?」とたっぷり脅して、それでも「欲しい!」という方には「良いですか?良いですね?」と念押ししてから売ってます。
シートポストというパーツには想像以上に負荷が掛かっているのでしょう。ずっと前から売ってるパーツなのに完成度の高い製品がなかなか出てこないのは、耐久性の確保に限界があるのかもしれません。
よく壊れるのであまり高価いものは勧めません。当店で扱っているドロッパーポストのうち安いのは「KOWA」の「スピードドロッパー」です(写真中)。可変域120mm、定価\19,980(税込み)。先日はお客様WさんのEpicに付けました。
私の使っているのはスペシャライズドの「コマンドポストIRCC」です(写真下)。可変域100mm、定価\45,360(税込み)。私もセミファットのMTBに挿しました。「どんなものなのか見てみたい」という方は是非触ってみてください。

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