19/06/22

金属疲労(その2)

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これも初めて見ました。9000系デュラエースの左クランク破断です。お客様Hさんのもので、これもやはり走行中に折れたそうです。事故にならなくて何より。
デュラエースのクランクというと、シマノのアルミ成型技術の粋を尽くした最高級パーツで「高剛性・軽量・高価」のイメージですが、折れちゃうこともあるんですね。カットモデルのごとく割れてしまったクランクアームの断面を観察してみましたが、肉厚の薄いアルミで成形されておりシマノ/ホローテックの技術の高さに驚かされます。折れちゃ仕様がないけどね…
しかしこれはシマノが無償交換してくれました。シマノの破損パーツは保証が効くときと効かないときの基準が未だに良く分かりませんが、今回はHさんに無償でお返し出来て良かった。デュラエースのクランク、左アームだけでも1.7万円もしますから…
昨日と今日の日記で、折れるはずのない二つの金属パーツの破断を紹介しました。二つとも国産品ですね。常に強い力を受けながら走ってくれる我々の自転車、「金属製だから」「日本製だから」という過信は禁物のようですね。

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