22/06/30

下見 in 大菩薩嶺②

【昨日の日記の続き】

いつもコンビニで調達するキャンプ飯は、適当に火にかけただけで美味く食べられそうなものを選びます。この日は肉団子と海老チリ。別々に温めるつもりだったのですが「面倒だ、混ぜちゃえ!」と一緒くたにグツグツ。何だかんだで夕食にありつけたのは20時すぎ。お腹いっぱいになったらホッとしました。

微弱な電波を拾いながらスマホで今日のニュースを見たり地図を眺めていたら睡魔が降りてきて就寝。夜中に何度か鹿の鳴き声に起こされましたが良く眠れて翌朝7時頃に起床。大菩薩湖を見下ろし富士山を眺めながら朝食とコーヒー。今日も暑くなりそうだ。9時半に再スタート。

晴れた朝、木々の香りが漂う森を走り出すと「あぁ今日は休日なんだ!」と実感します。ちょっと早い俺の第一夏休みです。
スタートしてすぐに上日川峠(ロッジ長兵衛)です。この先は柳沢峠のピークまで給水ポイントが無いので、ここでお水をたっぷり頂きます。

裂石までのK201はタイトコーナーが続く約8kmの下り坂ですが、対向車・浮き砂・舗装荒れなどに注意してゆっくり下りましょう。
それに上写真のような展望ポイントもあります。彼方にこれから登る柳沢峠のループ橋が見えます。せっかく登ったのにいったん下って、またあんな所まで登るのか。酔狂だな… と自虐したくなる絶景ポイントです。
景色を楽しみ、ブレーキレバーを握る掌とブレーキキャリパーを休めながらゆっくり下りましょう。


さて裂石から再びヒルクライム開始。柳沢峠へ登ります。
この柳沢峠は私の”課題峠”でした。距離9km・獲得標高600mの中級山岳です。特徴はループ橋からの絶景です。ループ橋が何本も連続し、登るほどに景色が良くなってゆく天空ロードなのです。勾配はユルめで路面は綺麗なので走りやすい。平日はクルマも少ないのでなおさら楽しい。ループ橋の上は沢からの涼しい風が吹いてきて気持ち良い。時おり現れるトンネルも涼しくて気持ち良い。
そんなお勧めロードなんですが、真夏の大菩薩嶺クライムと柳沢峠クライムを1日でこなせるのは上級者でしょうね。俺は一泊ツーリングで来て良かった。
登頂したら峠の茶屋でソフトクリーム&コーラ休憩。燃焼させたカロリーを一気に取り戻します。課題峠をクリアした余韻に浸りながらしばし休憩。

塩山への下りは柳沢峠を戻らずに竹森川沿いに下る林道へ。ここで今回のルート上で一番の絶景ポイントが現れました。富士山から南アルプスまで一望できる大パノラマです。この二日間のツーリングを総括するような景色に出会えて「登って良かった~」と感慨にふけるじて吉です。
あとはもう下るだけ。もう急ぐ必要もありません。距離15kmの長い下りをゆっくりくだりながら、達成感・満足感、そして下界の熱波が沸き上がってくるのを感じます。13時半頃に塩山にゴール。

よし! 来月のロードバイクイベントはこのコースにしましょう。暑い千葉を逃げ出して、少しでも涼しい山の上を目指して登りましょう!

TOP