日記

初代ターマックを無線電動変速化

お客様YさんのSpecialized/Tarmacです。QuickStepカラーの初代ターマック、かっこ良いですね、20年前のロードバイクには見えないですね。
今回はオーバーホールを兼ねてコンポ載せ替えを御依頼頂きました。毎度ありがとうございます。

載せ替えたコンポーネントはWheelTop社の電動変速コンポ「EDS」です。昨年春から取り扱いを開始し当店デモバイクにも載せているEDSですが、実は売れたのは今回が初めてです。嬉しい。というわけでちょっと紹介しましょう。

EDSは油圧ディスクブレーキ用とリムブレーキ用がありますが、今回お買い上げ頂いたのはリムブレーキ仕様です。
EDSの最大の特徴は「どのメーカーのギアを付けていても、リアスプロケが何段変速でも対応する」という点です。Yさんのターマックではシマノ2×11速ギアを変速させます。
今回かかった費用はフルオーバーホール代を合わせて11万円でした。シマノDi2だとリムブレーキ仕様は「アルテグラ」グレード以上にしか無いので価格がグッと高くなります。また、シマノDi2のリムブレーキ仕様は有線接続なので作業工賃も高くなります。コンポ代・工賃ともリーズナブルなのがEDSの魅力です。

Yさんに納車して一週間ほど使ってもらい御感想を頂けました。昨年からEDSを使っている私とほぼ同じインプレッションでした。
・変速スピードは全く不満ない
・一定時間操作しないと省電力のためスリープモードに入るが、スリープから目覚めるのがちょっと遅い
・Di2に比べて電力消費がちょっと早い

上写真はEDSを載せた私のCannondale/TopStoneです。
昨年5月にEDSを紹介したときは「スマホアプリが日本語対応していない」「Garmin・BrytonなどのサイコンからEDSの状態表示できない」と不満を述べましたが、現在はこれらは解消されています。徐々に使いやすく進化しているEDSです。
「ちょっと古いリムブレーキバイクを無線電動変速化したい」「なるべく低予算で無線電動変速化したい」という方にお勧めします。是非どうぞ。