日記-ロードツーリング

晩秋の大菩薩嶺ツーリング

「甲信越の山岳ライドは今週がラストチャンスかな」と思い、昨日の定休日は山梨県の大菩薩嶺を走ってきました。まだ冬期閉鎖に入っておらず、まだ路上に積雪・凍結がなく、ひと気も少なく景色の良い峠道、って条件で大菩薩嶺を選んだのです。

もう一つ、大菩薩嶺に行きたくなった理由が今月8日の「俳優 仲代達矢さん逝去」の報です。仲代達矢さん主演の映画では「乱」が好きですが、「大菩薩峠」で魅せた狂気と殺気と殺陣も鬼気迫るものがありました。その映画冒頭の舞台となる場所に行って名優を偲ぼう。

火曜日から山梨県に入り車中泊も楽しみます。だけど未明から明け方にかけては寒かった。

朝8時に塩山をスタート。前日まで降っていた雨は止み、水曜日はすっきりと晴れてくれました。麓では紅葉がちらほらと見れましたが、K218から山に入ると木々の葉はほぼ散っていました。

焼山沢真木林道に入ると人影はほぼ皆無に。標高千mを越えると空気もキンと冷えてきます。遠くの富士山がくっきり見えます。

この林道は景色が良いんです。周りの小金澤連嶺の山々、西に南アルプス、南に富士山が望めます。

途中、湯ノ沢峠へ寄ってみました。往復4kmのダートです。標高1,500mを越えると、山の影になるところでは路上に雪が残っていました。

眼下に大菩薩湖が、彼方に秩父の山々が見えます。大菩薩嶺のピーク付近は標高1,500~1,600m付近を登り下りする楽しい区間です。だけど所々で路面凍結していたので慎重に進みました。

上日川峠へ到達しました。ここまでバスが運行してるんですね。大菩薩嶺は登山者にも人気のエリアです。

「余裕があったら登山道で大菩薩峠まで登ろう」と思っていたのですが凍結が怖くてこの日はパス。上写真は8年前に行った霧の大菩薩峠です。

K201で塩山へ下ります。こっちの道は全然凍結していませんでした。だけど時々クルマが来るので慎重に下ります。

R411青梅街道との分岐まで下りました。「気力と体力と時間とEバイクバッテリに余裕があったら柳沢峠まで登ろう」と思っていたのですが、既に14時近くになっていたので柳沢峠クライムはパス。R411をぶっ飛ばして塩山へゴール。

3年ぶりの大菩薩嶺ライド、楽しかったです。今年最後の甲信越山岳ツーリングを楽しく終えられて良かった。来年の春、雪が融けて道が開通したらまた山梨の山に来ます。それまでは千葉と茨城の道を楽しみましょう。