brytonの新製品「Rider S510」(写真右)を紹介します。「S500」(写真左)の後継機種です。
私は旧型S500を3年間使い、今月から新型S510に切り替えました。これを踏まえてレポートします。
使い始めて真っ先に気付くのが「画面が大きくなった」という点でした。旧型S500のディスプレイは2.4インチ、新型S510は2.8インチです。わずかな差ですが、近頃老眼が辛くなってきたじて吉には明確に違いが分かりました。3年間使ったS500の液晶画面がヘタっていたのも「視認性の差」に現れたのかもしれません。
バッテリ稼働時間の差も感じました。カタログ値では旧型S500は24時間、新型S510は30時間です。3年間使ったS500のバッテリがヘタっていたのも「稼働時間の差」に現れたのかもしれません。
Riderシリーズ上級機種の機能に「クライムチャレンジ」というのがあります。これから登る坂の標高グラフ・残り距離・残り高低差などを示してくれるのです。これ実際に使うと正確さはイマイチなんですが、ヘロヘロになって峠を登っているときは”心の拠り所”になるんですよ。旧型S500はルートナビ使用時のみクライムチャレンジが機能しましたが、新型S510では常に目前の登り坂のデータを表示してくれるようになりました。
ルートナビ使用時に道を間違えたとき自動でルートを再検索してくれますが、新型S510はこのReルートが素早いと感じました。
価格も嬉しい。旧型S500は¥35,440でした。新型S510は¥33,250で販売しております(税込み当店価格)。新型になったのに値下がりしました。
不満点(って言うか旧型S500から改善されていなかった点)もあります。
私のサイコンの使い方は「事前にパソコンで作成したルートをサイコンに表示させてそれをなぞって走る」っていうのが殆んどなのですが、このGPXデータの転送作業が非常に面倒臭いのです。この作業手順は旧型S500も新型S510も変わっていませんでした。残念…
Garmin/Edgeシリーズよりも価格が安く、バッテリが長持ちで、機能が少ないぶん操作がシンプルなbryton/Riderシリーズです。幾つか不満はあれど私の使い方に最も近いサイコンなので、これからも私の主力機種として活用していきたいと思います。
bryton / Rider S510
