20/07/02

Turbo Creo 検証①平地サイクリング


スペシャライズドのeバイク技術講習のため、サンプル車両として「Turbo Creo Comp」をお借りしました。「eバイクとしては圧倒的に軽い」と評価の高いeバイクロードです。バッテリ切れ寸前までたっぷりテストライドしたのでレポートします。

私はeバイクロードは電動アシストが効いている時の走りよりも、アシストが止まって自力で漕いでいるときの走行性能のほうが重要だと考えます。何故なら電動アシストは時速24km/hで止まってしまい、それ以上の速度域では自分の脚で走ることになるからです。時速24km/hなんてロードバイクではアッという間に到達してしまいます。はたして評判のCreoはここ千葉県北総部の平地サイクリングでも有効なのか? 検証してみました。

月曜日の開店前、走り慣れた「日曜サイクリング Fコース」を走ってみました。距離40km、殆んど平地、ちょっとだけ登り坂ありです。
結論から言うと「普通のロードバイクで走ったのと変わらない」です。特に楽ちんでも負担でも無い。平均時速も所用時間も脚の疲れ具合も、いつものペダルバイクで走ったときと殆んど同じでした。時々現れる短い登り坂、市街地でのストップ&ゴー、赤信号からのゼロ発進でモーターが助けてくれるのが分かりましたが、殆んどの行程で時速24km/h以上になってしまい、電動アシストは動きませんでした。平地サイクリングでは電動アシストの恩恵はあまり感じられません。
では平地巡航中は車重13.3kgの車体が負担になるか?と言うとそれほどでも無い。時速24km/h以上になると慣性が効いて重い車体をさほど意識させません。結果的に「ペダルバイクとあまり変わらない」という印象になりました。
「それじゃあ距離100km以上の平地ロングライドもこのeバイクで行くか?」と聞かれたら答えはNO!です。やっぱりちょっと重い… 26~30km/hくらいで巡航するのは苦になりませんが、ちょっと頑張って30km/h以上で走ると重さを感じます。長距離になって疲れが溜まると28km/h前後でも辛いでしょう。距離100km以上の平地ライドなら私は従来の軽量ペダルバイクで行きます。
「軽い」と評判のCreoですがもうちょっと軽くなって欲しい! 車重10kgを切れば平地ロングライドでもアリだと思います。

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