22/11/16

名水でコーヒーを淹れに走る

めっきり冷え込んできました。温かいコーヒーが美味しい季節です。というわけで今日は名水コーヒーライドしてきました。秩父の名水をハシゴして、その場で沸かしてコーヒーに落とすのです。
え?「コーヒーなんて何処の水で淹れても同じだ。家で飲め」って? はい、味の違いなんて分からないんですが、その行程を楽しむのです。名水ポイントまで自転車を走らせ、水を汲みお湯に沸かして、コーヒー豆を挽きドリップして、お菓子を齧りながら紅葉を愛でつつゆっくりとコーヒーを味わう、という所作を楽しむのです。

秩父では一年前にも名水コーヒーライドしましたが、あのときは秩父南東部を走りました。今回は北西部を走る約65kmのルートを引きました。この行程に5ヶ所の名水が湧いています。
15.4km 毘沙門水
19.1km ふれあい水
36.3km 無名湧き水
53.8km 天恋の水
56.7km 鎌の木山水
このうちの2~3ヶ所でコーヒーを淹れて飲もう。

10時半に小鹿野をスタート。コンビニでお茶請けを買ったら、まずは合角ダムの先に湧く「毘沙門水」を目指します。
良いお天気。登りと日なたでは暑い。下りと日陰では寒い。


毘沙門水は名水百選にも選ばれた湧き水です。ちょっとかわいい毘沙門天さまが水を見守っています。ステンレスボトルに水を頂き、景色の良いところでコーヒーを淹れました。K282は殆んどクルマの通りが無く、のんびり静かにコーヒーを楽しめました。

この日の登りは二つ。前半のK282矢久峠と後半のK71~K363土坂峠です。どちらも800m級の中級山岳で、道幅は狭く、あまり展望ポイントの無い暗い森の道です。だけど傾斜が緩くクルマの通りは少ないので走りやすいです。

矢久峠をいったん下ってR462の道の駅でちょっと休憩。随所に見られる紅葉がきれいです。

二つめの登り「土坂峠」をヒ~コラ登ります。まだ15時前なのに日が傾き始めてちょっと焦る。日が短くなりましたね。


第二名水コーヒーは「天恋の水」にしました。すぐ近くに休憩所が建てられており、紅葉を眺めながらゆっくり休めます。
「雨乞いの水」と書くと切迫感が漂いますが「天恋の水」だとロマンチックですね。そんなことを考えながらコーヒーを頂きました。温かいコーヒーが美味しいですが、ゆっくり飲んでいるとすぐ冷めてしまうくらい寒いです。

16時にゴール。初めて走る峠道、きれいに色付いた紅葉、そして美味しいコーヒーで楽しい定休日ライドでした。皆さんも名水コーヒーライド、やってみて下さい。

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