このブランド名は”アヴェディオ”ではなく”エヴァディオ”と読みます。まだ新しいブランドで、国内のプロショップの組合的な集まりからスタートした組織です。それだけにパーツや用品には、ショップやエンドユーザーの声を反映させた、安価で実用的な製品が多くラインナップされているのが特徴です。
この”ヴィーナス”は単なるカーボンフレームではありません。外見からは分からない、大きな特徴を持っています。ダウンチューブとフロントフォークの中に補強リブが縦方向に入っているのです。すなわちパイプの断面が”日の字”型をしており、非常に高いレベルで剛性を確保したフレームなのです。快適性は犠牲にしてでも、レースで使えるような高剛性を狙っており、性格のはっきりしたバイクです。フレームやロゴのカラーを細かくオーダーできるのも特徴です。こちらのオーナーは、マットブラックのフレームと赤いロゴを選び、デュラエースと新型アルテグラのミックスコンポで組み上げました。ルックスも性格もかなり攻撃的な女神です。ヴィーナスのエンブレムがカッコ良いですね。
凝った造りのフレームなのに非常に軽量で、写真の状態で車重は6.9kgに仕上がりました。レース、頑張って下さい。