22/02/26

エンデュランス系アディクト

Scottのカーボンロードバイク「Addict 40」が入荷したので紹介します。
「アディクト」を名乗るモデルは、レーシング系の「アディクトRC」とエンデュランス系の「アディクト」に分かれます。どちらもフルカーボンフレームのロードバイクですが乗り味は大きく異なります。
エンデュランス系「アディクト」シリーズは昨年はラインナップから外れていましたが、今期フルモデルチェンジして復活しました。今回入荷したのはこのエンデュランス系「アディクト」のボトムグレードです。

一見するとレーシング系「アディクトRC」と見分けがつかない外観です。ケーブル完全内装(っぽい)配線廻り、エアロを意識した形状のダウンチューブ、エレベーテッドシートステーなど「アディクトRC」のデザインを踏襲しています。しかしフレームジオメトリは明らかにエンデュランス系です。ヘッドチューブが長くなり前傾姿勢は緩く、ホイールベースも延ばされ直進安定性に振り、タイヤクリアランスを大きくとり(標準装備タイヤは32c)ロングライド寄りに設計されたアディクトです。

搭載コンポはシマノ/ティアグラ油圧ディスクブレーキ。
組み立て中に心配だったのは機械式変速の操作感。シフトケーブルがヘッド内装です。ケーブルを強く屈曲させるとインナーケーブルの滑りを阻害して変速操作に悪影響してしまいます。しかし気鬱でした。フロント2速・リア10速ともにスムーズに変速します。
お値段は税込み定価30.8万円。ティアグラコンポのカーボンバイクとしては高めの価格設定です。値上がりしています。しかし今後はこのぐらいの価格設定が標準となってゆくでしょう(カーボンフレーム&Tiagraコンポ&油圧ディスクで30万円前後。カーボンフレーム&105コンポ&油圧ディスクで30万円台後半から。Di2アルテグラ搭載車は70万円くらいから)。現在どのブランドも値上げ傾向です。昨年までが安すぎたのです。
販売価格は店頭で御確認ください。店頭展示車はSサイズ。カラーリングは緑がかった黒鉛色、「グラファイトグリーン」て感じの色です。”SCOTT”ロゴはライムグリーン。是非お店でご覧ください。

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