09/04/14

軟らか過ぎてもダメ

2009-04-14.jpg
「SelleSMP」の”COMPOSITE”をお買い上げ頂きました。カーボンコンポジットのベースに皮を巻いただけの、パッドは全く入っていない硬いサドルです。先端から中央にかけて大きく開いた溝と、坐骨が乗る面を大胆に湾曲させたデザインが特徴ですが、お尻との相性は難しいサドルです。
こちらのお客様は、このサドルに換える前は「Specialized」の”Avatar”を使っていました。”Avatar”は軟らかめ・幅広・上面フラットで、SMPとは逆の性格のサドルです。はたして相性が合うのか心配でしたが、先日御来店した際、「換えて良かった」と言って下さいました。お客様曰く、「長時間乗ってお尻が痛くなったとき、軟らかいサドルは腰を浮かしてもなかなか血流が回復しないが、形の合った硬いサドルは回復が早い」とのことです。また「ペダリング時のダイレクト感が軟らかいサドルと違う」とも仰っておられます。
スポーツ自転車に乗り慣れない方は、お尻が痛いと軟らかいサドルに換えることを望みますが、自分に合った形のサドルを選ぶことが重要であり、軟らかすぎても痛みは解消しないのです。じて吉は”Avatar”を愛用しているのですが、少し考えさせられました。

TOP