15/10/10

ネオコットに試乗

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今朝はお客様Yさんの「Anchor/RNC7」で走りました。ホイール組み直しのためにお預かりしていたものです。「ひとっ走りして初期振れを取っておきます」と理由をかこつけて試乗です。
セブンは以前からじっくり乗ってみたかった車種です。クロモリフレームの中では当店の主力商品ですから、自分が乗った印象をお客様に伝えられることが望ましい。一口に”クロモリ”といっても、ずっしり重くてガチガチに硬いものもあれば、明確にしなりが感じられる優しい乗り心地のものもあります。
Yさんのセブンはサイズ570mmで私にはちょっと大きいですがギリギリ許容範囲。セブンのフロントフォークはカーボン製とクロモリ製から選べますが、Yさんのはカーボン製。ペダル付きの状態で実測車重9.8kgでした。
走り慣れた北総の道に漕ぎ出しました。乗り心地は… 悪くないけど”コンフォート”ってほどじゃないです。最近の「エンデュランス系カーボンバイク」には振動吸収性では劣ります。しかし荒れた舗装路に巡航速度域で突っ込むと良い感じで振動をいなしてくれるので、重い車重を許容できるならロングライドで良いかもしれない。クロモリフレームのインプレでは常に「バネ感」が語られますが、残念ながら私にはこの屈強なフレームのBB周りがしなるほど踏み込める脚力はありません… 「ウィップ」とか「反発」による推進性は分かりませんでした。このセブンはYさんが10年ほど前に購入されたものなのでそれなりにヘタっているかと思いましたが、くたびれ感は全くありませんでした。頑丈なフレームです。
RNC7は「ユルいツーリング系クロモリ」ではなく「硬派なレーシングクロモリ」でした。20年以上変わらずに売られ続けるネオコットクロモリの人気の理由が解ったような気がします。

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