18/07/14

グラベルロードの基本形

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新デモバイクの「Specialized/Diverge」に乗って半月、感想を書きます。
第一印象は「硬い」「重い」「ブレーキ効かない」というネガティブなものでした。私がいつも乗っているのがS-Worksルーベなので評価の基準が高すぎるのでしょう。最高級ロードバイクの贅沢な乗り味に身体が慣れてしまったのです。しかし暫く走ると「硬い」「重い」は気にならなくなり安定感が楽しくなります。「ブレーキ効かない」については明日の日記に書きます。
このフレームは硬いです。同じく「アルミフレーム&カーボンフォーク」のAllezシリーズよりも明らかに硬い。荒れたダートを激しく走ったり輪行で荒く扱っても簡単には壊れないような堅牢さが身体に伝わってきます。乗り心地はタイヤで稼ぐバイクなのでしょう。試乗車は25cのチューブレスタイヤを履かせて軽快感を狙いましたが、舗装路メインなら32cくらいのスリックタイヤ、ダートも走るなら38cくらいのブロックタイヤを低圧で履かせるのが向いていると思います。「細いタイヤでも乗り心地良く」を求めるのであれば、上位グレードの「ディヴァージュComp」(フロントサスペンションを装備している)か、Allezシリーズの方が良いでしょう。
「軽く・速く」も求めるのであれば、やはりAllezシリーズの方が良いでしょう。この「ディヴァージュ」はグラベルロードです。純粋な速さよりも、どんな道でも走れる走破性と、荷物満載で時間に縛られずゆっくり走るロングツーリングを狙っています。
…とは言っても、私はこのバイクで日曜サイクリングで皆さんと一緒に走ったり、超級山岳「大弛峠」を登り切れましたから、普通のロードバイクとしても使えます。「グラベルロードの基本形」、ぜひ乗ってみて下さい。

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