シマノの新型コンポ R7000系”105″はクランクと油圧ディスクブレーキの出荷が遅れていますが、ようやくクランク単体での出荷が始まりました。これで｢新型105に載せ替え｣のお客様にきちんと対応できます。油圧ディスク系パーツは10月末頃の出荷とのことです。
当店デモ車のディヴァージュもクランクを新型に差し替えて駆動系コンポがきれいにR7000系で揃いました。
3か月前の日記で｢新型105のインプレを後日レポートします｣と書いたのにそれっきりになっていたので、これを機にR7000系の使用感を報告いたします。
…といっても実はあんまり書くことが無いんです…　先代の5800系”105″が非常に完成度の高いコンポだったので、｢新型になって劇的に進化｣という部分があまり見つけられません。もちろん新型105も非常に良く出来ています。スムーズに変速し、しっかり駆動力を伝え、STIレバーは握りやすく操作しやすい。そつなく仕上がっていて文句の付けようがありません。
先代との差を強いて挙げるならリアディレーラーです。ショートケージは30Tに、ミドルケージは34Tに対応するようになったのは心強い。シャドーも効いてます。いちどこのバイクが目の前で倒れたことがあったのですが、リアディレーラーが地面にヒットせず上手く衝撃を避けているのがはっきりと見て取れました。ディレーラーハンガーを曲げるお客様が多いのに悩む自転車屋としては嬉しいポイントです。
TiagraやSORAからの載せ替えを御検討の方はこの試乗車をお試しください。…あ、でも、わざと転ばせてシャドーの効き目を試すのは御勘弁ください…