19/06/21

金属疲労(その1)

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クロモリフレームは「丈夫で長持ち」「事故らなければ一生モノ」と考えている方が多いと思いますが、鉄フレームも折れることがあるんです。
お客様Yさんの「Anchor/RNC7」です。右チェーンステー後端が折れました。外房方面をツーリング中にいきなり折れたそうです。仕方なく茂原から輪行で帰ってきたYさんです。
通常使用で折れてしまったクロモリフレームは初めて見ました。Yさんは大柄なライダーで、このセブンは15年以上乗っているそうですが、それらを差し引いても「クロモリは頑丈」という多くの人の概念を覆すアクシデントです。Yさんは愛車を大事に長いあいだ乗り続けるタイプのお客様なので、この出来事はショックだったでしょう。
ブリヂストン・アンカーに補修を問い合わせたのですが、残念ながら「溶接し直しは出来ない」という回答でした。止む無く知人に修理を依頼したYさんです。直してくれた人も自転車乗りで溶接のプロです。折れたパイプの中に補強ステーを噛ませて溶接し、錆止め~塗装して傷跡が分からないくらいきれいに直りました。もちろん自己責任において乗ることになりますが、これなら大丈夫でしょう。
ネオコットクロモリRNC7、だいぶ疲労が溜まっているようですが、もうしばらくYさんを乗せて頑張ってもらいましょう!

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